野球肘の原因

野球肘(正式名称:肘関節障害)は、投球動作によって肘に過度な負担がかかり、炎症や損傷が生じる疾患の総称 です。特に成長期の野球選手(小・中学生)に多く見られますが、大人でも発症することがあります。
- 投球フォームの問題:肘を下げた投げ方(アーム投げ)で肘の負担が増すと言われています。体全体を使わずに腕だけで投げると肘に過度なストレスがかかります。
- 過度な投球数:1日に多くの球数を投げる、連投する ことで肘に疲労が蓄積します。休息不足によって回復が追いつかず、炎症や損傷が悪化すると言われています。
- 筋力不足や柔軟性の低下:肩や体幹の筋力が弱いと、肘に負担が集中します。さらにストレッチ不足 で筋肉や靭帯が硬くなり、負担が増えます。
- 成長期の骨や関節の弱さ:成長期(10〜15歳)の選手は骨が完全に成長していないため、肘の障害を起こしやすいと言われています。
- 投球以外の負担:バッティング、キャッチャーの送球、長時間のノックでも肘に負担がかかります。
野球肘の症状

野球肘は、障害が起こる場所 によって大きく3種類に分けられます。
① 内側型(内側上顆障害):投球時に肘の内側に痛みが出るタイプで、最も多い症状だと言われています。
- 投球時に肘の内側が引っ張られすぎることが要因となり、靭帯や成長軟骨に負担がかかります。
- ボールを投げると肘の内側が痛み、肘の内側の骨を押すと痛むことがあります。
- 進行すると骨や靭帯に損傷が生じ、剥離骨折のリスクがあると言われています。
②外側型(離断性骨軟骨炎): 肘の外側が痛みが出ます。成長期の選手に多く、最も注意が必要です。
- 投球時に肘の外側の骨同士がぶつかり、軟骨が損傷します。
- ボールを投げると肘の外側が痛くなります。
- 進行すると関節の動きが悪くなり、肘が伸びにくくなります。
- 重症化すると軟骨が剥がれ、「関節ネズミ(遊離体)」ができると言われています。
③ 後方型(肘頭疲労骨折):繰り返しの投球で肘の後ろに負担がかかり、痛みが出ます。
- ボールをリリースする際に、肘の後ろが骨同士で圧迫されるされることが要因となります。
- 投球時やフォロースルー時に肘の後ろが痛みます。
- 進行すると骨の成長が妨げられ、骨折につながることもあると言われています。
当院の治療の方針

まずは痛みの原因がどこにあるのか検査を行います。
当院では施術効果を高めるためにマトリクスという特殊な機械を用いて施術を行います。これにより痛みを和らげるだけではなく、硬くなっている筋肉を柔らかくし、神経の伝達異常を正常化します。
まずは痛みを取り除き、さらには野球肘の出ない身体づくりを行います。
アフターフォローとして日常生活の指導やストレッチをお伝えしています。
